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2020/03/5|今月の精油は、「マンダリンレッド」
思いがけない感染症の猛威に不安な毎日が続いています。予防と体調管理を万全にしてこの局面を乗り切りたいところですね。免疫力と睡眠は密接な関係を持ちます。
今月のメルマガは、睡眠の質を高めてくれるマンダリンの精油についてです。
熟度によって精油の種類が変わる
マンダリンは、収穫する時期によって精油成分が若干ですが変化をします。
・未完熟の若い果実の果皮から採れるマンダリングリーン
・中程度に熟した果実の果皮から採れるマンダリンイエロー
・完熟した果実の果皮から採れるマンダリンレッド
特性はほとんど同じですが、柑橘系の精油の主成分であるリモネンが得意とする鎮静作用を強く持ちより癒やしの作用を発揮するのはマンダリンレッドです。香りも微妙に違いがあり、マンダリンイエローはオレンジに近く、マンダリングリーンとマンダリンレッドは甘い香りの中にちょっとビターな香りが漂います。
“子供のための精油”といわれるマンダリン
「この香りにホッとする・・・」そんな声が聞こえてくるマンダリンは、日本の温州ミカンの仲間で日本人にはなじみ深い香りがします。小さな白い花を咲かせるインド原産のマンダリンは、他の柑橘系精油と異なり光毒性をほとんど持たず作用が穏やかで誰からも好まれる香りから子供のための精油とも呼ばれています。
柔らかな甘い香りを嗅ぐと不安な気持ちを包み込みメンタルの安定へと導いてくれます。
安心感を与えて深い眠りへと導いてくれる
抗不安作用をもつマンダリンは、精神の安定を図り穏やかな気持ちへとシフトチェンジを行います。気分が落ち着かずベッドに入ってもなかなか寝付けないときに眠りをサポートしてくれるベッドサイドアロマとしても有名です。
実は抗ウイルス作用も持っている
アロマテラピーで、急性期の疾患に立ち向かうことはできません。しかし未病の時の備えをすることは得意です。
ティートリーやユーカリなど抗炎症作用や抗菌作用、抗ウイルス作用を持つ精油は多く存在しますが、マンダリン精油にも含有されています。
ティートリーやユーカリの精油は、この時期非常に心強い精油ですが子供や高齢者などその独特なハーバルな香りを嫌う方もいらっしゃいます。そんな時は、マンダリンの精油をブレンドすると馴染みやすい香りになります。
消化器系のトラブルにも
柑橘系の精油は共通して消化器系のトラブルに有用ですが、メンタルからくる消化器系のトラブルにはマンダリン精油をおすすめします。子供の腹痛にもよく使われます。
Let’s try!
あったかマンダリンバスソルト
【材料】ジンジャー精油1滴・マンダリン精油3滴・あらじお(天然塩)大さじ2
【作り方】
1 広口の空瓶などにあらじお(天然塩)を入れる
2 すべての精油を加え良くかき混ぜる。
3 湯を張ったバスタブに入れよくかき混ぜて入浴する。
*マンダリンの精油は、スキンケアに使われるほど穏やかな精油ですが、敏感な方は反応する場合があるので高濃度での使用はお気を付けください。
家にある天然塩でも手軽にバスソルトが作れます。手作りのバスソルトは、自分の好きな香りの入浴ができるので楽しいですね。
もし作るのが面倒な時は、マンダリンの精油がブレンドされているデッドシーソルトリラックスがおススメです。
メドウズのブレンドにもたくさん使われているマンダリン精油。
身体を温めたり、しっかりとした睡眠をとることで免疫力をアップさせ、心身のバランスを整えることが今は大切です。
いまだからこそのアロマテラピーをこれからもお伝えしていきたいと思います。