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2020/04/09|今月の精油は、「オレガノ」
暗いニュースと呼応するような不安定な天気も、先週末からようやく安定した春の陽気になり、外はもうすっかり春一色ですね。
こんな環境からかメドウズのオンラインショップにはティートリーやユーカリなど抗菌がキーワードの精油の注文が多く入ってきています。
そんな“今”の今回のメルマガは、優れた薬効に大きな評価をされてきたオレガノの精油についてお届けします。
キッチンハーブとしては有名でもアロマテラピーでは目立たない存在
ヨーロッパ原産のシソ科のオレガノは、5月下旬から7月にかけてピンク色の可憐な花を咲かせ、別名ワイルドマジョラムや花薄荷と呼ばれるハーブです。同じシソ科のマージョラムスィートと親戚筋にあるオレガノは、共にイタリア料理でよく使われキッチンハーブとして有名です。食の世界では有名なハーブですが、これが精油となると一挙にマイナーになります。
精油の中では最も強い抗菌作用などを有するグループのオレガノ
ドライでシャープな癖のある香りと共に刺激性の懸念からかあまり表立ってこない精油です。しかし、オレガノの精油は、カルバクロールやチモールなどのフェノール系の芳香成分を多く持つことから、クローブやシナモンなどと同様に、精油の中では最も強い抗菌・抗ウィルス・抗真菌作用を持つグループの精油です。
低濃度・短時間の使用・肌への使用を避けるなどを守れば心強い味方になる
刺激性が高いことから取り扱いに注意が必要な精油ですが、低濃度で短時間の使用を守りマッサージなどの肌の塗布を避ければこの時期の芳香浴にとても魅力的な精油です。天然の抗生剤と呼ぶ人もいて研究が行われています。
*高齢者や妊婦、子供への使用は避けたほうがよいでしょう。
医学の父ヒポクラテスが愛用したといわれるオレガノ
ギリシャ語で山の喜びという意味のオレガノは、ギリシャでは、古代から大切に育てられていました。頭痛や消化器系の不調などに用いられ、医学の父ヒポクラテスも洗浄剤や呼吸器系の不調に利用する薬用ハーブとして重用されていたと言われます。
いつものブレンドに少量のオレガノをプラスして最強の芳香浴
去痰作用や抗炎症作用を持つと言われるオレガノは、風邪やインフルエンザの季節の呼吸器系の不調の時の芳香浴におススメです。
Let’s try❕
風邪の季節の最強オレガノブレンド
【レシピ】ゼラニウム精油 3 : レモングラス精油 2 : オレガノ精油 1
オレガノ同様に、抗炎症作用・抗菌・抗ウィルス作用を持つと言われるゼラニウムとレモングラス精油をブレンドすると、フローラルな最強ブレンドに変身します。
又、オレガノの香りは心身を元気にしてくれる強壮作用をもつので、ストレスを感じる時の芳香浴にもおススメです。
体の予防だけでなく心の予防もしてくれるアロマテラピーは、今の時期を乗り越える手助けをしてくれることでしょう。
ハーブの力で感染症に負けないからだと心を養いましょう。